(株)ビルディング企画(東京都港区、社長:中村郁文氏)は、2006年4月度の全国4大都市圏(東京・神奈川、名古屋、大阪、福岡)主要エリアのオフィスビルに関する市況を「LEASING REPORT2006年6月号」としてまとめ、発表した。
同社はオフィスのトータルソリューションやコンサルティングビジネスを展開するビルディンググループ(会長:椎葉政義氏)の中核企業。
今回の調査は2006年4月1日~4月30日までの期間で、テナント募集を行なった合計1万1,468棟のオフィスビルを対象としたもの。オフィスの規模分類を、フロア面積により大規模・大型・中型・小型に分類、調査している。
調査の結果は、都内主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の大型ビルの平均空室率は2.70%と前月比より0.22%増加。大型ビルの平均賃料については、坪単価2万3,695円と前月比で1,329円上がった。
都心主要5区に竣工が予定されている大型物件の募集床は、次第に埋まりつつあるが、既存の大型物件の解約の影響で、前月比では、0.22%空室率が上昇している。
しかし、依然として空室率の下降現象は続いており、平均募集賃料についても、前月より坪単価で1,329円上昇している。今後も貸し手市場は続くと考えられ、平均募集賃料も上昇することが予想される結果となった。
なお、その他主要エリアのオフィス市況についての詳細は、Webページ「ビル NAVI」で情報を公開している。