2024/07/26 18:00更新
25年は過去最高益を計画/毎日コムネット

 (株)毎日コムネットは26日、2024年5月期決算説明会を開催。同社代表取締役の小野田 博幸氏が、当期の振り返りと25年5月期の計画について説明した。当期(23年6月1日〜24年5月31日)決算数値は、7月16日のニュースを参照。


 小野田氏は、25年5月期の大学生市場環境について「首都圏学生数は安定的に推移しており、中でも女子大学生は増加傾向にある。留学生の招致と地方からの進学者増が大学の喫緊の課題」と言及し、「大学と連携した学生寮開発に貢献したい」と話した。


 主力の不動産ソリューション事業(不動産デベロップメント部門)では、物件売却は3件、新規オープンは7棟・423戸、総管理戸数は1万2,469戸となる予定。不動産マネジメント部門については、「引き続き需要は堅調。新規地方物件を含め満室スタートを目指す」とした。入居者募集・管理業務のDX化も推進していく。
 学生生活ソリューション事業(課外活動ソリューション部門)は、通期業績がコロナ前の7割弱程度まで回復。「売上総利益は貸切バス原価の高騰により大きな伸びは見込めない」としながらも、売上高はコロナ前水準の85%程度を見込んでいる。人材ソリューション部門では、「企業の採用意欲は旺盛。採用広報分野の伸びに期待したい」としている。


 ESGの取り組みについても触れ、「25年春に新規オープンする予定の開発物件は、すべて『ZEH-M Oriented』仕様に。環境に配慮した省エネルギー物件を開発することで、少しでも脱炭素化に貢献したい」と述べた。


 次期の業績については、売上高220億3,000万円、営業利益24億1,000万円、経常利益22億7,000万円、当期純利益15億2,000万円を計画。過去最高益を見込む。



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