国土交通省は4日、同省初のデータ分析コンペティションとして、第1回「国土交通省地理空間情報データチャレンジ〜国土数値情報編〜」を開催すると発表した。
データサイエンティスト等の高度IT人材による地理空間情報の利用シーン拡大を目的としたもので、国土数値情報や登記所備付地図といったオープンデータや、協賛企業から提供される不動産関連データ・分析環境を活用して不動産の賃料推定モデルの精度を競う、官民連携型のデータコンペとなる。
募集は「モデリング」部門と「アイデア」部門の2部門で構成。モデリング部門の課題は不動産賃料を予測するモデルの構築で、構築したモデルを使った予測結果について、予測精度による定量評価を行なう。また、アイデア部門では不動産市場の物件価値を高めるための提案を課題として、提出されたレポートを評価する。両部門とも国土数値情報の利用が必須となる。
9日にキックオフイベントを行ない、15日〜12月13日にコンペを開催する。2025年1月上旬に審査会が行なわれ、同月中旬に入賞者が決定。部門ごとに、1位の受賞者には賞金10万円が授与される。なお、表彰式は同月31日のG空間EXPOの席上で行なわれる予定。
応募等の詳細については同コンペの特設サイトを参照。