(株)タカラレーベンは11日、12日にオープンする総合マンションギャラリー「レーベンサロン秋葉原 エクスペリエンス」(東京都千代田区)を報道陣に公開した。VR内覧システムを導入するなど、複数物件の同時案内に対応した販売拠点。
同社は2018年、銀座に「SALON DE NEBEL」(21年クローズ)をオープン以降、札幌、仙台、京都などでマンションサロンを展開してきた。これらは、同一エリアの物件の販売拠点としていたが、今回の「秋葉原」は、首都圏一帯の販売物件を対象としていく。今後も重点販売拠点にサロンを設置し、全国の自社物件を最寄りサロンで商談するスタイルへ販売手法を転換していく。
同サロンは、JR山手線他「秋葉原」駅前の「秋葉原センタープレイスビル」の1フロア、約160坪を使用。同社のマンションサロンとしては初めて、VRを使った3面シアターを設置。8m×6m×2.5mの規模で、実寸大の間取りや眺望、家具を配置した室内、建物外観完成予想図などさまざまな情報を、複数パターン投影できる。
サンプルルームは、ファミリー・DINKS向けの「レーベン」仕様(2LDK、専有面積72平方メートル)とコンパクトの「ネベル」仕様(1LDK、31平方メートル)を用意。ラウンジ、大画面モニター、シアター、設備展示などを通じ、具体的な物件情報だけでなく、同社のマンションづくりのコンセプト等を発信するブランディングの場としても使っていく。来場は予約制で受け付けるが、スタッフに余裕があれば予約なしでの見学にも対応する。
同日会見した同社マンション事業本部首都圏・中部支社第1営業推進事業部長営業推進担当オフィサーの我妻美香氏は「このサロンに首都圏の販売拠点を一本化することで、お客さまがより見学しやすくする。デジタル技術が向上し、お客さまもデジタルでの情報提供への理解と創造力が高まっている。中長期では販売コストの削減にもつながり、売値にも還元できる。具体的な検討者だけでなく、将来的にマンションを検討したい方やマンションという住まいについて知りたい方にも、気軽に来場していただける場所としていきたい」と抱負を語った。
同サロンでは、12日から「レーベン江戸川中央 CENTER PLACE」(東京都江戸川区、総戸数47戸)の販売を開始。同物件含め、25年度までに3物件を販売していく予定。また、25年1〜3月に、名古屋にもサロンを開設する予定。