(一社)マンション管理業協会は11日、2024年度第2四半期終了時点(24年9月30日時点)における「マンション管理適正評価制度」の登録状況等について公表した。
同制度は、分譲マンションの管理状況(管理体制、建築・設備、管理組合収支、耐震診断、生活関連)について、専門家が30項目をチェック。★の6段階で表すことにより、マンションの管理状況を可視化する。
登録件数は5,798件(前回調査比1,030件増)と、大きく増加。最も多いのは「★4」で2,449件、全体の42.2%を占めている。都道府県別では、東京都が1,717件で、シェアは29.6%。次いで神奈川県が788件、大阪府は543件で続いた。
戸数別でみると、50戸未満が全体の52%を占めてもっとも多く、最大戸数は1,433戸・最小は5戸。竣工年別では、1991〜2000年に竣工したマンションが全体の30%を占めた。最も古いマンションは1965年竣工(築59年)、最も新しいマンションは2023年竣工。回数別では、6〜10階建てが全体の45%だった。
戸数が多くなるほど「★5」の割合が高くなる傾向にあり、400戸以上の「★5」の割合は77.5%、50戸未満では21.8%。また、築浅になるほど「★5」の割合は高くなり、21年以降竣工のマンションでは「★5」が49.6%を占めている。ただし、1971〜80年竣工においても「★5」を獲得したマンションが見られ、その割合は6.0%だった。