野村不動産ソリューションズ(株)は11日、2024年10月1日時点の首都圏「住宅地価INDEX」調査結果を発表した。四半期ごとに実施している定点調査で、調査地点数は169ヵ所。
00年1月を100とした、24年10月1日時点の住宅地価INDEXは、首都圏が113.2(前回調査(24年7月)比+0.5%)だった。20年第4四半期から17四半期連続で上昇。ただし、上昇率は縮小した。
エリア別では、東京区部151.7(同+1.3%)と埼玉県119.2(同+0.1%)が17四半期連続でプラス。神奈川県は100.2(同+0.4%)と、3四半期連続でプラスとなった。東京都下は107.8(同+0.6%)と2四半期ぶりのプラスとなり、千葉県は93.7(同変動なし)で横ばいだった。
東京都区部では、上昇率は縮小したものの都心5区の千代田区・中央区・港区・新宿区を中心に価格上昇が続いており、杉並区・世田谷区・練馬区では上昇地点が増加している。一方、渋谷区および近接の目黒区・中野区・文京区・大田区・江戸川区・荒川区では上昇地点が減少した。