2024/10/22 18:00更新
住み替えの検討タイミング、「ライフスタイルの変化」がトップ

 旭化成ホームズ(株)は22日、「首都圏における持家から持家への住替え意識調査」の結果を発表した。


 調査は3月14・15日に、Webアンケート方式で実施。対象は、10年以内に住み替え予定の、首都圏(東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県)の持ち家に住んでいる45〜79歳の293人。
 「持ち家戸建てから将来持ち家戸建てに住み替えたい人」(以下、「戸建て→戸建て」)、「持ち家集合住宅から将来持ち家戸建て住宅に住み替えたい人」(以下、「集合→戸建て」)、「持ち家戸建て住宅から将来持ち家集合住宅に住み替えたい人」(以下、「戸建て→集合」)、「持ち家集合住宅から将来持ち家集合住宅に住み替えたい人」(以下、「集合→集合」)の4タイプに分けて、現状の不満点や将来の住み替えニーズを調査した。


 現住宅の不満点について、戸建て→戸建ては「夏涼しく冬暖かい室内空間」(28.4%)、集合→戸建ては「収納の大きさ・使いやすさ」(34.8%)、戸建て→集合は「駅からの距離、利便性」(35.0%)、集合→集合は「収納の大きさ・使いやすさ」(30.6%)がそれぞれトップだった。また、「夏涼しく冬暖かい室内空間」と「収納の大きさ・使いやすさ」は全4タイプの5位以内にそれぞれ入っており、共通の課題であることが分かった。


 住み替え理由の1位は、戸建て→戸建てが「使いやすい間取りの家に住みたいから」(34.9%)、集合→戸建ては「より広いところに住みたいから」(34.8%)、戸建て→集合は「小さなコンパクトな家に住みたいから」(40.0%)、集合→集合は「新しい設備・仕様の家に住みたいから」(28.6%)。


 「住み替えるとしたら広さについては今の住宅と比べてどのようにしたいか」を聞いたところ、戸建て→戸建てと集合→集合では「面積を広くしたい」がそれぞれ4割を超え、さらに集合→戸建てでは約6割を占めた。一方で、戸建て→戸建てと集合→集合でも「コンパクトにしたい」層が約2割、戸建て→集合では約6割いることが分かった。また、同じ住み替え志向層でも、希望する面積が4タイプそれぞれで大きく異なっている。


 住み替え先の温熱環境について、「かなり良くしたい」「良くしたい」が4タイプすべてで高い割合となったが、現在戸建てに住んでいる人は約8割を占め、現在集合に住んでいる人よりも高い比率に。戸建て→戸建てでは計80.7%、戸建て→集合は計77.5%、集合→戸建ては計65.2%、集合→集合は計56.1%だった。


 住み替えを検討するタイミングについては、4タイプの合計で「自分や家族のライフスタイルの変化」が31.4%でトップ。次いで、「住まいの老朽化など住宅の課題解決」(30.4%)、「今の家が住みにくい」(18.1%)と続いた。



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