東急不動産グループは13日、パラオ共和国内で運営する「パラオ・パシフィック・リゾート」が2024年12月10日に開業40周年を迎えたと発表。2月12日に記念レセプションを開催した。
同リゾートは、さまざまな植物や動物が棲息する山林やトロピカルガーデンのほか、海洋生物が住み処となっているプライベートを有し、パラオの自然と文化を体感できる施設。15年に水上バンガロー5棟・5室、19年には独立型プールヴィラ7室等を含む新エリア「The Pristine Villas and Bungalows at Palau Pacific Resort」を開業している。
開業時から「自然環境の保護と開発の両立」を掲げ、環境保護の取り組みにも注力。敷地内の水源を利用した安全な飲料水の確保と水資源保護、排熱交換システムの導入などを通し、環境にやさしいホテル運営に努めている。25年には沖縄電力グループとの協業の下、太陽光発電パネルおよび蓄電池の導入を予定しており、再生可能エネルギー比率の向上を目指す。
また、同レセプションにおいて、パラオの独特な自然環境を体験する施設「ネイチャーセンター」を25年末、同リゾート内に開設すると発表。“Ridge to Reef(屋根からサンゴ礁まで)”という言葉に象徴される、山と海が相互に作用し合う自然環境・生態系を敷地内で体験できるプログラムを行なう。また、パラオの伝統文化に触れることができる展示を通し、自然と文化の深い結び付きを体感できる場も提供。パラオ国内外の研究機関等と連携したセミナーワークショップも定期的に開催していく。