(株)東京カンテイはこのほど、全国で2012年に新規発売された新築マンション分譲戸数を発表した。
同年の新築マンション分譲戸数は、8万7,023戸(前年比9.2%増)と2年ぶりに増加した。前年比較ができる37都道府県のうち、前年より分譲戸数が増加したのは24都府県だった。増加率が最も大きかったのは、茨城県の466%(106戸→600戸)だった。
圏域別では、首都圏が4万6,168戸(同1.5%増)。千葉県は2,887戸(同6.6%増)と伸びたが2年連続の2,000戸台。神奈川県は1万571戸(同4.9%減)と1万戸を超えたが減少した。唯一東京都が2万8,925戸(同4.4%増)と回復した。
また、近畿圏は、1万7,900戸(同21.0%増)と大幅増。市内での再開発大型物件の供給が相次いだ大阪府が1万653戸(同38.3%増)と大幅増だったことが要因。中部圏では、愛知県、岐阜県の減少が響き、5,455戸(同6.8%減)と再び減少に転じた。