積水ハウス(株)は5日、関東・住まいの夢工場(茨城県古河市)に、「全灯LED照明」を採用したモデル住宅「くらしのあかり館」をオープンした。
低炭素化社会の実現に向けた、企業の取組みが注目されていることなどをうけ、長寿命・省エネで、環境志向の光源として期待の高まる「LED」を積極的に採用した住空間の提案を行なうのが目的。
LEDの光は指向性が強くスポットライトなどの局所照明に向いている一方で、室内を均質に照らす全般照明には不向きと考えられてきた。しかし、同施設では、LEDのライン照明により壁や天井を照らす間接照明方式を採用することで、まぶしくない光環境を実現。また、器具を購入して取り付けるだけの住宅照明ではなく、LEDを建材や家具と一体化した提案も随所に盛り込んでいる。
同社は今後、LED照明を環境配慮型住宅「グリーンファースト」のオプション仕様として販売していく。