不動産ニュース / 開発・分譲

2006/1/25

積水ハ、赤坂薬研坂地区再開発「赤坂ガーデンシティ」完成

「赤坂ガーデンシティ」外観
「赤坂ガーデンシティ」外観
柱の無い広大なオフィススペース
柱の無い広大なオフィススペース
障子をイメージした摺りガラスを多用し、建物内にやわらかい光を導く
障子をイメージした摺りガラスを多用し、建物内にやわらかい光を導く

 積水ハウス(株)が進めていた赤坂4丁目薬研坂(やげんさか)北地区第一種市街地再開発による大規模オフィスビル「赤坂ガーデンシティ」が完成。報道陣に公開された。

 同再開発は、港区赤坂4丁目(東京メトロ赤坂見附駅徒歩7分ほか)、赤坂御用地に隣接する約1ヘクタールのエリア。従前は低層住宅地で、都市インフラも貧弱だったことから、90年から再開発が計画され、02年都市計画決定。地権者12名と協議のうえ、積水ハウスが保留床を取得。個人施行者としてプロジェクトを推進した。同社の権利保有比率は95%以上。総事業費は180億円。

 「赤坂ガーデンシティ」は、敷地面積約6900平方メートル、延床面積約4万8000平方メートル、地上20階地下2階建ての超高層オフィスビルと、地権者用共同住宅(12戸)で構成される。同社が手がけたオフィスとしては、首都圏最大のもの。
 外観は、「ハウスメーカーが作るオフィスとして、年月を経るごとに風格を醸し出す『経年美化』する建物をめざした」(積水ハウス常務東京支店長・平林文明氏)、花崗岩とアルミによる外格子を基調としたデザイン。内部は、障子をイメージした摺りガラスを多用し、温かい光を導きいれている。
 オフィスは、基準階面積1,553平方メートル。16~17メートルスパンを確保した整形無柱空間で最大2分割できる。天井高は2,800ミリ。Low-Eペアガラス、二重ブラインドによる簡易エアフローによる省エネルギーを実現する。非接触式ICカードリーダーによるセキュリティ設計もなされる。

 現在、IT企業や外資系企業を中心に、約5割のテナントが内定。3月より順次入居し、夏ごろまでの満室稼動をめざす。なお、数年は自社で所有し、その後ファンドへの売却なども検討する。

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