石川島播磨重工業(株)(IHI)と三井不動産(株)は、東京都江東区豊洲2丁目で開発中の複合型大規模ウォーターフロント開発「アーバンドック」に隣接する分譲マンション「アーバンドック パークシティ豊洲」(東京都江東区、総戸数1,481戸)を4月下旬より販売を開始する。
「アーバンドック」は、地上52階建てのタワー棟を中心とした「アーバンドック パークシティ豊洲」と、店舗面積約6万平方メートル・店舗数約200の大型商業施設「アーバンドック ららぽーと豊洲」から構成される大規模開発。歴史的産業遺構である造船ドックを保存・活用し、運河に面した親水性豊かな都市空間創造をめざしている。総事業費は750億円。
「パークシティ」は、敷地面積2万8,900平方メートルに、地上52階地下1階のタワーA、地上32階地下1階のタワーB、地上7階地下1階のコートCの3棟からなるマンション計画。
レインボーブリッジや台場方面を望む海に面した開放感のある立地で、大型商業施設「ららぽーと豊洲」と連絡通路で結ぶなど、連携を図っている。またマンション敷地内には2,000本以上の中高木を植栽し、海上公園と一体となった緑あふれる空間作りをしていく。
住戸は、専有面積50~200平方メートル、180タイプ・400バリエーションを用意。高潮対策、耐震対策、塩害対策などを万全としたほか、住戸、エレベータなど4回のセキュリティチェック、ICカードや携帯電話による個人認証などセキュリティを強化している。スケールメリットを生かし、2つのスカイラウンジ、プール、サウナ、ゲストルーム4室、コンビニ、クリニック、認可保育園など共用施設も充実させた。中心販売価格は、80平方メートル台で4,000万円から6,000万円台。すでに1万件の事前反響を集めており、団塊Jr.世代をメインターゲットに販売を進めていく。
29日に現地モデルルームで行なわれたプロジェクト発表会で、IHI再開発プロジェクト室の吉田豊室長は「今回と同様、われわれと三井不動産さんの共同プロジェクトである『大川端リバーシティ』を越える街ができるものと確信している」と抱負を語った。また、三井不動産執行役員住宅事業本部の鈴木健副本部長も「湾岸エリアでは、ここ以外にも大規模物件が数多く供給されているが、当事業はそうした物件とは、発想も、スケールも全く違うものだ」と自信を見せた。
なお、「ららぽーと」は「パークタワー」に先駆け、今秋に開業。すでに9割の出店テナントが決定しており、東急ハンズ、紀伊国屋書店、インザルームなどの出店が決まっている。