(株)東京カンテイは29日、2017年5月度の「中古マンション価格天気図」を発表した。
47都道府県のファミリータイプ中古マンションの流通事例価格を70平方メートルに換算して集計、その価格変動を天気マークで表したもの。価格が上昇傾向にある場合は「晴」、下落傾向の場合は「雨」と表記する。
同月の「晴」は7地域(前月10地域)、「雨」は9地域(同変わらず)。「曇」は9地域(同13地域)と減少したが、小雨は7地域(同5地域)に増加した。「薄日」は15地域(同10地域)で最多となった。
全国で天候が改善した地域は7地域(同8地域)で下落傾向が継続している。横ばいは30地域(同28地域)と増加し、悪化は10地域(同11地域)と減少した。47都道府県のうち、価格が前月比で下落したのは24地域(同27地域)と減少したものの、約半数が下落している状況。
近畿圏では、京都府、滋賀県が「晴」から「薄日」に、奈良県が「薄日」から「曇」と下落傾向となり、地方部から下落が進んでいる。